「検査しても異常なし。でも動悸と血圧の乱れが続く」
26歳で自律神経失調症を発症した当初、内科・循環器内科・人間ドックで検査を受けてもすべて異常なし。でも動悸がひどく、立ちくらみも頻繁に起きていました。
「自分の血圧がどうなっているのか知りたい」と思い、血圧計を購入したのはそれからです。
自律神経失調症では血圧の調節機能が乱れやすく、日々の血圧変動を把握することが体調管理の重要な指標になります。
この記事では自律神経失調症に血圧計が必要な理由と、オムロンの2モデルを比較してお伝えします。
※本記事は医療アドバイスではありません。血圧や体調に不安がある場合は必ず医療機関を受診してください。
【自律神経失調症と血圧の関係】
自律神経は心臓の拍動数や血管の収縮・拡張をコントロールしています。
自律神経が乱れると、この血圧調節機能もうまく働かなくなります。
交感神経が過剰に優位な状態では血管が収縮して血圧が上昇しやすくなります。
一方で自律神経失調症によっては低血圧傾向や血圧の大きな日内変動が起きることもあります。
特に朝の起き上がり時の立ちくらみ(起立性低血圧)は自律神経の調節不全が原因のひとつとされています。
医療機関での診察前に自分の血圧データを把握しておくことで、医師への情報提供がより具体的になります。「動悸が起きた時に測ったら血圧が高かった」「朝の測定値が常に低め」といったデータは医師の診断の助けになります。
【家庭での血圧測定のポイント】
**朝と夜の2回測定が基本**
日本高血圧学会が推奨する家庭血圧測定のタイミングは、朝(起床後1時間以内・排尿後・食事前)と夜(就寝前)の2回です。毎日同じ条件で測ることで、自分の血圧傾向が把握できます。
**測定前は5分間安静に**
血圧は体を動かした直後や感情が高ぶった状態では一時的に上昇します。
測定前は椅子に座って5分程度安静にしてから測りましょう。
**記録をつけて変化を追う**
1回だけの測定値で判断せず、数日分の記録を見て傾向を把握することが大切です。
【上腕式と手首式、どちらを選ぶ?】
家庭用血圧計には「上腕式」と「手首式」の2種類があります。
上腕式は医療現場でも広く使われる方式で、精度が高いとされています。
カフを上腕に巻く必要があるため自分一人での装着にやや慣れが必要ですが、日本高血圧学会も家庭での使用に推奨しています。より正確に測りたい方に向いています。
手首式はコンパクトで持ち運びに便利、片手で装着しやすいのが特徴です。
外出先・職場でも気軽に測れます。ただし手首には腱や骨があるため、上腕式よりも測定値がばらつきやすい傾向があります。手軽さ・携帯性重視の方に向いています。
【おすすめオムロン血圧計2選】
1. オムロン 上腕式血圧計 HCR-7104
オムロンの家庭用血圧計のエントリーモデルです。
本体サイズは約105×87×153mm・重量約310g(電池含まず)・対象腕周22〜32cm。
電源は単3形アルカリ乾電池4本です。
最大の特徴は「カフぴったり巻きチェック」機能です。
測定のたびにカフが適切な強さで巻けているかを自動チェックして画面に表示するため、初めて使う方でも正しく巻けているかどうかがひと目でわかります。
血圧測定は巻き方が緩いと測定値に誤差が出るため、この機能は正確な計測に大きく貢献します。
体動サイン機能も搭載しており、測定中に体が動いていた場合もお知らせします。
不規則脈波お知らせ機能は測定中に脈が適切に検出されないときに表示される機能で、不整脈の可能性がある場合に気づきやすくなります。
最大60回分の測定データを記録・確認できるメモリ機能付きです。
測定精度は±3mmHg以内のオシロメトリック法を採用。シンプルな操作性と見やすい液晶ディスプレイで、初めて血圧計を購入する方に使いやすいモデルです。
【こんな人におすすめ】
・精度の高い上腕式で正確に測りたい方
・初めて血圧計を購入する方
・毎朝毎晩の自宅測定メインで使う方
2. オムロン 手首式血圧計 HEM-6160-JT
コンパクトで持ち運びに便利な手首式血圧計です。
本体サイズは幅84×高さ62×奥行き21mm(カフ含まず)・重量約85g(電池含まず)。
電源は単4形アルカリ乾電池2本で、電池寿命は約300回分です。
測定誤差は±3mmHg以内のオシロメトリック法を採用しています。
最大の特徴は電源ONから約1.5秒でスタートするクイックスタート機能です。
素早く測定を始められるため、朝の忙しい時間帯でもストレスなく測定できます。
測定ボタン1つのシンプルワンボタン操作で、機械が苦手な方でも迷わず使えます。
不規則脈波お知らせ機能搭載で、測定中に脈が適切に検出されないときに表示されます。
前回の測定値を記憶するメモリ機能付きです。
HCR-7104との最大の違いは携帯性です。
84×62×21mmというコンパクトさはバッグのポケットに入り、外出先・オフィス・旅行先でも手軽に血圧を測れます。片手で巻ける手首式のため一人での装着も簡単です。
注意点として、手首式は測定時に手首の位置が心臓の高さと同じになるよう意識する必要があります。位置がずれると測定値に誤差が出やすいため、測定時の姿勢に気をつけることが大切です。
【こんな人におすすめ】
・外出先・オフィスでも手軽に測りたい方
・コンパクトで持ち運びやすいものが欲しい方
・片手で簡単に装着できるものが欲しい方
【2製品 比較まとめ】
| HCR-7104(上腕式) | HEM-6160-JT(手首式) | |
|---|---|---|
| タイプ | 上腕式(カフ式) | 手首式 |
| サイズ | 105×87×153mm | 84×62×21mm |
| 重量 | 約310g | 約85g |
| 測定精度 | ◎(高い) | △(上腕式より劣る) |
| 携帯性 | △(据え置き向き) | ◎(持ち運び便利) |
| 装着 | カフを腕に巻く | 片手で簡単装着 |
| メモリ | 60回分 | 前回値1回 |
| クイックスタート | − | ◎(約1.5秒) |
「自宅で毎朝正確に測りたい」→ HCR-7104(上腕式)
「外出先でも手軽に測りたい・持ち運び重視」→ HEM-6160-JT(手首式)
自宅用に精度重視の上腕式を置いておいて、外出・旅行時のサブ機に手首式を使うという組み合わせも有効です。
【血圧を測るおすすめのタイミング】
自律神経失調症の体調管理として、以下のタイミングでの測定が特に有効です。
朝起きてすぐ(排尿後・食前)は1日の中で血圧が最も安定しているタイミングです。
「早朝高血圧」と呼ばれる朝の血圧上昇のパターンは自律神経との関係が深く、記録し続けることで傾向がわかります。動悸が起きた時に測ることで、動悸時の血圧変化を記録できます。
就寝前の血圧は日中の疲れやストレスの蓄積を反映します。
毎晩記録することで、疲れやすい日と血圧の関係が見えてきます。
【まとめ】
自律神経失調症では血圧の調節機能が乱れやすく、日々の血圧変動を記録することが体調管理と医師への情報提供に役立ちます。
自宅で精度重視→ HCR-7104(上腕式・カフぴったり巻きチェック・60回メモリ)
手軽・携帯用→ HEM-6160-JT(手首式・約85g・1.5秒クイックスタート)
毎朝の測定習慣が、自分の体のパターンを理解する大切な一歩になります。
※本記事は医療アドバイスではありません。血圧の数値についての判断や治療は必ず医療機関の医師に相談してください。測定値の自己判断による治療は症状の悪化につながる場合があります。



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