「自分を大切にする」という言葉を、以前は他人事のように聞いていました。
自律神経失調症になる前の自分は、他人の目を気にして、体のサインを無視して、限界まで追い込み続けていました。
「頑張らなければ」「迷惑をかけてはいけない」という考え方で、ずっと他人軸で生きてきた気がします。
病気になって初めて、「自分を大切にしていなかった」ということに気づきました。
体が壊れて初めて、自分の体と気持ちに向き合うことになりました。
この記事でわかること:
・自律神経失調症が「自分を大切にすること」を教えてくれた理由
・他人軸で生きてきた自分が変わっていったこと
・「自分を大切にすること」の具体的な意味
自律神経失調症になる前の自分
土木設計の仕事をしながら、仕事のストレスと将来への不安を抱えていました。
でも「しんどい」と言えなかった。「これくらいで弱音を吐いてはいけない」という気持ちがありました。
生活習慣が乱れていても「なんとかなる」と思っていました。
体がSOSを出していても「気のせいだ」と無視していました。
自分の感情よりも、周りからどう見られるかを優先して生きていた。
今振り返ると、そういう生き方が積み重なって、自律神経が限界を迎えたのだと思っています。
病気が教えてくれたこと
体は正直にサインを出していた
動悸・めまい・倦怠感・息苦しさ。体は症状というサインを出し続けていました。
「異常なし」と言われても、体は「このままではいけない」と伝え続けていたのだと思います。
病気になって初めて、体のサインを聞くことを覚えました。「今日は動悸がしそうだな」「今日は少し疲れているな」という感覚を、無視せずに受け止めるようになりました。
「NO」と言うことは自分を守ること
以前は頼まれたことを断れませんでした。「迷惑をかけてはいけない」という気持ちが強かったからです。
でも無理をして引き受け続けた結果が、体の崩壊でした。
「NOと言うこと」は自己中心的なことではなく、自分の体と気持ちを守るために必要なことだと気づきました。
弱さを認めることが強さになる
「自律神経失調症です」と彼女に打ち明けるまで、時間がかかりました。
「情けないと思われるのではないか」という恐怖があったからです。
でも打ち明けた後、気持ちが軽くなりました。「体調が悪いかもしれない」「あの場所には行けないかもしれない」と正直に伝えられるようになってから、彼女との関係も楽になっていきました。
弱さを隠し続けることの方が、体にも心にも負担だったのだと気づきました。
「自分を大切にすること」の具体的な意味
体のサインを無視しない
疲れ・動悸・倦怠感が来たら、「まだ大丈夫」と無視せずに受け止めることです。
体が「休んでほしい」と言っている時は、休むことが正解です。
休むことへの罪悪感を手放す
「何もしていない」「役に立っていない」という罪悪感を持ちながら休んでも、体も心も休まりません。「今日は体を回復させる時間を取った」と捉えることで、休むことへの罪悪感が少しずつ和らいでいきました。
好きなことをやることへの罪悪感も手放す
体調が悪い時でも、好きなゲームをしたり、夜のサイクリングをしたりすることへの罪悪感がありました。「こんなことをしている場合ではない」という気持ちです。
でも好きなことをして気分が上がると、体の調子も変わります。
「楽しむこと」は回復の邪魔ではなく、回復を助けてくれるものだと気づきました。
「今日の自分」を認める
他人と比べない。
昨日の自分と比べて「今日はこれができた」を認める。
それだけで気持ちが変わっていきます。
自律神経失調症の回復には時間がかかります。
「まだ治っていない」ではなく「今日も少し前に進んだ」という見方が、焦りを手放す助けになりました。
自律神経失調症は「自分との向き合い方」を変えるきっかけになった
病気になったことは、つらい経験でした。
でも「自分を大切にすること」の意味に気づかせてくれた経験でもありました。
他人軸で生きることをやめて、自分の体と気持ちを優先するようになってから、生き方が少し変わりました。バイク免許を取得したのも、「やりたいことをやってみる」という気持ちが生まれてきたからです。
自律神経失調症になる前の自分には戻れないし、戻りたくもないとも思っています。
この経験があったからこそ、今の自分があります。
まとめ
・自律神経失調症になる前は、他人軸で生きて体のサインを無視し続けていた
・病気になって初めて、「自分を大切にすること」の意味に気づいた
・体のサインを聞く・NOと言う・弱さを認める・今日の自分を認めることが「自分を大切にすること」の具体的な行動
同じように自律神経失調症で苦しんでいる方に伝えたいのは、「この病気はあなたに何かを気づかせようとしているかもしれない」ということです。体が出しているサインを、ぜひ丁寧に受け取ってみてください。
※本記事は医療アドバイスではありません。症状が続く場合は必ず医療機関を受診してください。個人の体験談であり、効果には個人差があります。





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