「夜中に胸焼けや咳で目が覚める」「朝起きたときが一番症状がひどい」
こういった夜間・早朝の症状に悩まされている方は多いと思います。逆流性食道炎は夜間に症状が出やすい特徴があり、睡眠を妨げることで体力の回復を遅らせます。
私が発症した時期、喉の違和感と吐き気で寝つきが悪く、朝起きたときの喉のヒリヒリと口の酸っぱさが毎日続いていました。夜間の症状をコントロールすることが回復への大きな一歩でした。
この記事では逆流性食道炎の夜間症状のパターンと、それぞれの原因・対処法を解説します。
この記事でわかること
– 逆流性食道炎で夜間症状が起きやすい理由
– 夜中に目が覚める・朝に症状がひどい原因
– 夜間症状を和らげるための対処法
逆流性食道炎の夜間症状のパターン
パターン① 寝つきが悪い
横になると喉の違和感・胸焼けが気になって眠れない状態です。就寝直前の食事・胃酸の分泌が多い状態で横になることが原因です。
私も発症初期は喉のヒリヒリが気になって、横になっても眠れない夜が続きました。
パターン② 夜中に症状で目が覚める
睡眠中に胸焼け・咳・口の酸っぱさで目が覚めるパターンです。就寝中に逆流が起きていることを示しています。
目が覚めるほどの症状は逆流の程度が強いサインで、睡眠の質を大きく下げます。
パターン③ 朝起きたときに症状がピーク
目が覚めたときに喉のつかえ感・口の酸っぱさ・吐き気が強い状態です。就寝中に逆流が繰り返されて、朝にその影響が出ているパターンです。
夜間症状が起きやすい理由
横になると重力の助けがなくなる
立っているときは重力によって胃酸が胃の下部にとどまります。横になると重力の助けがなくなり、胃酸が食道・喉まで逆流しやすくなります。
唾液の分泌が減る
起きているときは唾液が食道を洗い流す作用がありますが、睡眠中は唾液の分泌が大幅に減少します。逆流した胃酸が食道・喉にとどまりやすくなります。
夜間に胃酸分泌が増えることがある
副交感神経が優位になる夜間は、胃酸の分泌が増えることがあります。PPIなどの薬を服用していても夜間の胃酸を完全に抑えきれないことがあり「夜間酸ブレイクスルー」と呼ばれます。
夕食の影響が就寝時まで続く
夕食が遅い・量が多い・脂っこいものを食べた場合、就寝時にまだ胃の中に食べ物が残っています。このタイミングで横になると逆流が起きやすくなります。
夜間症状を和らげるための対処法
夕食を就寝3時間前までに済ませる
就寝時に胃が空に近い状態にすることが夜間症状の予防に最も効果的です。夕食は軽めにして就寝3時間前までに済ませましょう。
傾斜枕で上半身を高くして寝る
上半身をなだらかに高くすることで重力の助けを維持して、就寝中の逆流を防ぎます。枕を重ねるだけでは首だけが高くなるため、傾斜枕が有効です。
私は傾斜枕を使い始めてから朝の症状が明らかに改善しました。
※傾斜枕についてはこちら
左向きに寝る
左側を下にして寝ると胃酸が逆流しにくくなります。傾斜枕と組み合わせて取り入れましょう。
夜間酸ブレイクスルーへの対処
PPIを服用しているのに夜間症状が続く場合は「夜間酸ブレイクスルー」の可能性があります。就寝前にH2ブロッカーを追加することで夜間の胃酸を抑える方法があります。自己判断せず医師に相談してください。
就寝前のカフェイン・アルコールを避ける
カフェインは胃酸分泌を増やし、アルコールは括約筋をゆるめて夜間逆流リスクを高めます。就寝前は白湯や麦茶を選びましょう。
夜間症状が続く場合は医師に相談を
夜間症状が続いて睡眠が十分に取れない状態は、体の回復を遅らせます。生活習慣の改善を試みても夜間症状が続く場合は、薬の調整を医師に相談してください。
PPIの服用タイミングを変える・H2ブロッカーを追加するなどの対応で改善することがあります。
まとめ
逆流性食道炎の夜間症状は、横になることで重力の助けがなくなること・唾液が減ること・夕食の影響が続くことが原因です。
夕食を早めに済ませる・傾斜枕で上半身を高くする・左向きに寝るという3つを実践することで夜間症状を改善できます。改善しない場合は薬の調整を医師に相談しましょう。
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※本記事は医療アドバイスではありません。症状が続く場合は必ず医療機関を受診してください。個人の体験談であり、効果には個人差があります。




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