これは私が22歳で逆流性食道炎を発症してから、1年半かけて回復するまでの記録です。
「いつになったら治るんだろう」「このまま普通に食べられなくなるんじゃないか」そんな不安を抱えながら過ごしていたあの時期のことを、できるだけリアルに書こうと思います。同じ状況で悩んでいる方に、少しでも「自分だけじゃない」と感じてもらえたら嬉しいです。
発症(5月):気づいたら体が限界だった
大学生のころ、私の生活は完全に乱れていました。昼夜逆転・深夜まで友達とAPEXをしながら大量に食べて、食べ終わったらそのまま横になって寝る。炭酸飲料やエナジードリンクを毎日飲んで、脂っこいものを深夜に食べることが日常でした。
そんな生活を続けていた5月ごろ、「なんか胃の調子が悪いな」という感覚が出始めました。最初は「食べすぎかな」と思っていましたが、日に日に症状がひどくなっていきました。
最悪期(5月〜12月):寝ているしかできない日々
気づいたときには取り返しのつかない状態になっていました。
常に吐き気があって、何かを食べようとすると気持ち悪くなる。水を飲んでも喉がヒリヒリして痛い。息をするだけで喉が焼けるような感覚がある。起き上がることすら難しく、寝ているしかできない日が続きました。
体重はどんどん落ちていきました。60kgあった体重が最終的に48kgまで落ちました。「このまま食べられなくなったらどうしよう」という恐怖感が常にありました。
病院を受診して逆流性食道炎と診断され、薬を処方されました。薬を飲みながら少しずつ生活を変えていこうとしましたが、なかなか改善しない時期が続きました。
この時期の食事はメイバランスを少しずつ飲むことと、おかゆが中心でした。水さえつらいときはスプーンで少しずつ飲んでいました。
さらに追い打ちをかけたのが「就職まで10か月しかない」という焦りでした。「早く治さないと就職に間に合わない」というプレッシャーが常にあって、それがさらにストレスになっていたと思います。睡眠の質も悪く、夜は喉の違和感で寝つけない日が続きました。
少しずつの回復(1月〜3月):食べられるものが増えてきた
年が明けてから、少しずつ回復の兆しが見えてきました。
おかゆだけだった食事に、豆腐・温泉卵・うどんを少しずつ加えられるようになりました。そしてある日、初めて白米を食べました。喉を通るときの違和感はまだありましたが、「食べられている」という喜びは今でも忘れられません。
ウォーキングも少しずつ始めました。最初は近所を数百メートル歩くだけでしんどかったですが、倒れたらどうしようという不安を抱えながら少しずつ距離を伸ばしていきました。
転機(4月):就職して生活が変わった
4月に就職しました。逆流性食道炎を抱えたまま社会人になったわけです。
最初は飲み会や会食が怖くてたまりませんでした。「また気持ち悪くなるかも」という不安がありながらも、少しずつ参加するようになりました。
不思議だったのは、就職してから生活習慣が自然と整っていったことです。毎日決まった時間に起きて、決まった時間に仕事をして、決まった時間に食事をする。昼夜逆転だった生活が規則正しくなって、自律神経が整ってきたのかもしれません。
また人と触れ合う機会が増えたことで、症状のことだけを考えずに済む時間が増えていきました。「今日はこれを食べたら気持ち悪くなるかも」という不安より、仕事や人間関係に意識が向くようになっていきました。
回復(8月):気づいたら普通になっていた
「完全に治った」という明確な瞬間はありませんでした。気づいたら、以前ほど症状が気にならなくなっていたという感じです。
就職して数か月が経った8月ごろ、「そういえば最近あまり気持ち悪くならないな」と気づきました。飲み会でも少し食べて飲んでもそれほど症状が出なくなっていて、普通の食事がある程度できるようになっていました。
発症から約1年半。完璧に治ったというより、「逆流性食道炎と上手に付き合えるようになった」という感覚が正確かもしれません。今でも油っこいものを食べた後に喉の違和感が出ることはありますが、日常生活に支障が出るほどではなくなりました。
振り返って思うこと
回復を振り返ると、いくつかのことが重要だったと感じています。
薬と生活改善の両方を続けたこと。薬だけに頼ったり、生活改善だけに頼ったりするのではなく、両方を並行して続けたことが回復につながりました。
焦りを手放せたこと。就職への焦りは回復を遅らせていた面があったと思います。社会人になって「治すこと」より「生活すること」に意識が向いたときに、自然と回復が進んでいきました。
傾斜枕を使い始めたこと。朝の喉の違和感・口の酸っぱさが明らかに改善して、睡眠の質が上がりました。
少量ずつ体を動かし始めたこと。体力が落ちていた時期に少しずつウォーキングを始めて、徐々に距離を伸ばしていったことが体力回復につながりました。
同じ状況で苦しんでいる方に伝えたいのは、「必ず回復できる」ということです。1年以上かかっても、途中で焦っても、それでも続けていれば体は回復していきます。
まとめ
逆流性食道炎の発症から回復まで約1年半の記録を書きました。
最悪期は水も飲めず体重が12kg落ちるほどの状態でしたが、薬・生活改善・少しずつのウォーキングを続けながら、就職を機に自然と回復していきました。
完璧に治そうとするより、「今日できることをする」という意識で続けることが回復の鍵だったと思います。
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※本記事は医療アドバイスではありません。症状が続く場合は必ず医療機関を受診してください。個人の体験談であり、効果には個人差があります。




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