逆流性食道炎で吐き気が出る理由|常に気持ち悪い状態から抜け出すためにやったこと

逆流性食道炎

逆流性食道炎の症状の中で、私が最もつらかったのが吐き気でした。

胸焼けは「ヒリヒリする」という感覚ですが、吐き気は「常に吐きそう」という状態が一日中続くものです。食べると気持ち悪い、食べなくても気持ち悪い。起き上がることすら難しく、寝ているしかない日々でした。

この記事では、逆流性食道炎で吐き気が出るメカニズムと、何が吐き気を悪化させるのか、そしてその状態からどう対処したかを体験を交えて解説します。

この記事でわかること
– 逆流性食道炎で吐き気が出る仕組み(2つのメカニズム)
– 吐き気が特につらくなるタイミングと理由
– 吐き気がひどいときの対処と栄養補給の方法


逆流性食道炎で吐き気が出る2つのメカニズム

① 胃酸の逆流が食道を刺激する

胃酸が食道に逆流すると、食道の粘膜に炎症が起きます。
この刺激が迷走神経を通じて脳に伝わり、「吐き気」として感じられます。

逆流が繰り返されると食道の炎症が慢性化し、少しの刺激でも強い吐き気を感じるようになっていきます。これが「常に気持ち悪い」という状態につながります。

② 胃の動きが低下する

逆流性食道炎では、胃の運動機能が低下することがあります。
本来、胃は食べ物を消化しながら少しずつ腸へ送り出していますが、胃の動きが悪くなると食べ物が胃の中に長時間とどまります。

これが胃の内圧を上げ、さらに逆流を起こしやすくして吐き気を強める悪循環につながります。
ストレスや自律神経の乱れもこの胃の動きの低下に影響します。


吐き気が出やすいタイミング

食後

食後は胃酸の分泌が最も多く、胃の内圧も高い状態です。
食べたものがまだ胃に残っている状態で逆流が起きると、強い吐き気につながります。

私は食後に吐き気が出るのが怖くて、だんだん食事の量が減っていき、最終的にほとんど食べられなくなりました。体重が60kgから48kgまで落ちたのはこの時期です。

空腹時・朝

胃が空になっている朝や空腹時は、胃酸だけが胃の中に残っている状態になります。
この胃酸が食道に逆流すると、食後とは違う種類の吐き気・むかつきが出ることがあります。

私も朝起きたときに吐き気が強くなる時期が続きました。

横になったとき

横になると重力の助けがなくなり胃酸が逆流しやすくなります。
就寝中に逆流が起きると、翌朝の吐き気につながることもあります。


吐き気を悪化させるもの

脂っこい食事が最も大きな要因です。
脂肪の多い食事は胃に長時間とどまるため、吐き気が続きやすくなります。また下部食道括約筋をゆるめる作用もあり、逆流が起きやすくなります。

食べすぎも同様で、胃の内圧が急上昇して逆流が起きます。
早食いも胃への負担を一気に高めます。

ストレスは自律神経を乱して胃の動きを悪化させます。「ストレスが多い時期に吐き気がひどくなる」という方は、ストレスが吐き気のトリガーになっている可能性があります。

カフェイン(コーヒー・エナジードリンク)・アルコール・炭酸飲料も胃酸分泌を増やして吐き気を悪化させます。


吐き気がひどいときにやっていたこと

無理に食べようとしない

「食べなければ」と焦って無理に食べると、逆に吐き気が強くなることがあります。
症状がひどいときは「食べない」という選択も正解です。

水分だけでも取る

固形物が無理な時期は、水か常温に近い液体を少量ずつ飲むことだけを意識していました。
冷たい飲み物は喉や食道への刺激が強いため、できるだけ常温に近いものを選んでいました。

メイバランスで栄養をつなぐ

水すら痛みを感じる状態のとき、メイバランスを冷やして少量ずつ飲むことで栄養をつないでいました。固形物より喉への負担が少なく、1日かけて少しずつ飲んでいました。

※食べられない時期の栄養補給についてはこちら

上半身を高くして休む

横になると吐き気が強くなりやすいため、傾斜枕で上半身を高くした状態で横になっていました。完全に平らに寝るより格段に楽でした。

※傾斜枕についてはこちら

食後は動かず静かに過ごす

食後すぐに動いたり前かがみになると吐き気が悪化しやすいです。
食後は背筋を伸ばした姿勢でゆっくり過ごすことを心がけていました。


吐き気がひどい場合は我慢しない

吐き気が強くて食事がほとんど取れない・体重が急激に落ちているという状態は、症状がかなり悪化しているサインです。自己判断で様子を見ず、早めに医療機関を受診してください。

私が受診したときもそういう状態でした。点滴を受けながら治療を続け、徐々に回復していきました。一人で抱え込まなくていいです。


まとめ

逆流性食道炎の吐き気は、胃酸の逆流による食道への刺激と、胃の運動機能の低下という2つのメカニズムで起きます。食後・空腹時・横になったときに特に出やすく、脂っこい食事・ストレス・食べすぎが悪化させます。

吐き気がひどいときは無理に食べようとせず、水分と栄養補助食品で最低限の栄養をつなぎながら、上半身を高くして休むことが大切です。

「常に吐きそう」という状態は本当につらいものですが、適切な治療と生活改善で必ず改善できます。同じ経験をした者として、焦らず一歩ずつ回復を進めてほしいと思います。


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※本記事は医療アドバイスではありません。症状が続く場合は必ず医療機関を受診してください。個人の体験談であり、効果には個人差があります。

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